Japanese
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手術手技
単孔式腹腔鏡下手術による胆囊摘出と虫垂腫瘍切除の同時施行
Simultaneous resection of cystadenoma of the appendix and gallbladder by single-port laparoscopy
青竹 利治
1
,
藤井 秀則
1
,
川上 義行
1
,
土居 幸司
1
,
廣瀬 由紀
1
Toshiharu AOTAKE
1
1福井赤十字病院外科
キーワード:
単孔式腹腔鏡下手術
,
胆囊摘出
,
虫垂腫瘍切除
Keyword:
単孔式腹腔鏡下手術
,
胆囊摘出
,
虫垂腫瘍切除
pp.89-92
発行日 2011年1月20日
Published Date 2011/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103392
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要旨
単孔式腹腔鏡下手術は,1か所の皮膚切開部から複数のトロッカーを留置して手術が行われる.臍部からの切開創は術後の整容性が良好であり,特に若い女性などでは手術創における満足度は高い.そのため,胆囊結石や虫垂炎など良性疾患では手術の選択肢の1つとして全国的に施行症例数が増加している.今回,胆囊結石の精査中に虫垂腫瘍を指摘された症例に対して単孔式腹腔鏡手術を施行したので報告する.患者は50歳,女性で,胆囊および総胆管結石と虫垂腫瘍(粘液囊腫疑い)と診断された.臍の単一切開創から4本のトロッカーを挿入し,腹腔鏡下に胆囊摘出と虫垂腫瘍切除を同時に施行した.手術時間は2時間44分で,術後経過および創の整容性は良好であった.
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