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特集 分子標的薬の有害事象とその対策
分子標的薬による心毒性・循環障害
Small molecular targeting drugs induced cardio-vascular toxicity
藤井 博文
1
Hirofumi FUJII
1
1自治医科大学附属病院腫瘍センター
pp.890-896
発行日 2012年7月20日
Published Date 2012/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104142
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【ポイント】
◆分子標的薬には循環器系の毒性を持つものがあるため,循環器系の合併症を持つがん患者,特に高齢者への投与には注意が必要である.
◆分子標的薬における心毒性は一過性であることが多いが,長期的な毒性の評価は現在進行中であり,今後,注意深い観察が重要である.
◆がん治療に循環器専門医の関与が必要な状況になっていることを認識してもらい,連携を強固なものにしていく必要がある.
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