Japanese
English
特集 次代のMinimally Invasive Surgery!
肝癌に対する腹腔鏡下肝切除術の現況と問題点
Laparoscopic liver resection:current update
石崎 陽一
1
,
川崎 誠治
1
Yoichi ISHIZAKI
1
1順天堂大学医学部肝胆膵外科
pp.640-645
発行日 2012年5月20日
Published Date 2012/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104070
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
【ポイント】
◆体壁の大きな破壊を伴う開腹肝切除に対して,腹腔鏡下肝切除術はminimally invasive surgeryとして普及しつつある.
◆開腹肝切除術との比較ではこれまでのところ短期成績のみならず,長期成績も同等であったとする報告が多いが,publication biasを考慮する必要がある.
◆肝切除術は開腹でも難易度の高い術式で,入院死亡率も高い.腹腔鏡下肝切除術が本当に安全な術式かどうかに関しては今後の検討が必要である.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.