特集 目で見てわかる肛門疾患治療
〔腫瘍〕
肛門管癌(扁平上皮癌)の治療
稲次 直樹
1
,
吉川 周作
1
,
増田 勉
1
,
内田 秀樹
1
,
久下 博之
1
,
大野 隆
1
,
横谷 倫世
1
,
山口 貴也
1
,
山岡 健太郎
1
,
稲垣 水美
1
,
下林 孝好
1
Naoki INATSUGI
1
1健生会奈良大腸肛門病センター
pp.1510-1516
発行日 2011年11月20日
Published Date 2011/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103839
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【ポイント】
◆早期肛門管癌の診断には,肛門疾患,良性腫瘍,inflammatory bowel disease(IBD)の肛門病変,sexually transmitted disease(STD)などと鑑別する診断力が求められる.
◆肛門管癌を疑ったら生検,examination under anesthesia(EUA)を行う.
◆扁平上皮内癌には局所切除術,それ以深には化学放射線療法(CRT)を行う.局所再発には直腸切断術(APR),転移性病変には化学療法を行う.
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