特集 外科医のための最新癌薬物療法
Ⅰ章 臓器別薬物療法
3.食道癌―③進行・再発(切除不能を含む)治療
陳 勁松
1
Keisho CHIN
1
1がん研有明病院 消化器センター 化学療法科
pp.95-101
発行日 2011年10月22日
Published Date 2011/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103788
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食道癌(Ⅰ~ⅣA期:UICC TNM分類6版)
この病期で手術を行わない場合は同時化学放射線療法〔シスプラチン+5-FU(FP)+放射線治療(RT):FP+RT〕である.腫瘍縮小が得られた症例では続いてFPを2回行う.上記で癌が遺残または,局所再発した場合,可能なら内視鏡的または外科的に切除を行う.切除不能な場合は下記のⅣB期と同様に化学療法を行う.臨床病期Ⅱ~Ⅲ期(T4除く)で手術を行う場合は術前補助化学療法としてFP2コース(1コース後腫瘍縮小が得られなければ2コース目はなし)後手術を行う.
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