特集 外科医のための最新癌薬物療法
Ⅰ章 臓器別薬物療法
2.肺癌―③進行・再発(切除不能を含む)治療
大熊 裕介
1
,
細見 幸生
1
Yusuke OKUMA
1
1がん・感染症センター都立駒込病院呼吸器内科
pp.66-85
発行日 2011年10月22日
Published Date 2011/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103785
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
レジメン選択のアルゴリズム
レジメン選択のアルゴリズム
小細胞肺癌および進行・再発(切除不能を含む)非小細胞肺癌の治療は,日本肺癌学会編集「肺癌診療ガイドライン」に則り,以下のアルゴリズム(図1~3)のように肺癌患者の年齢・病期・全身状態・組織型・EGFR遺伝子変異の有無に応じた治療法を選択する.
非小細胞肺癌における切除不能の局所進行期(ⅢA-B期)の治療および限局型小細胞肺癌の治療については,全身状態が良好であれば化学放射線療法が推奨されるが,基本的には内科・放射線治療医が中心となって行うべきであり,本稿では割愛する.
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.