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特集 下大静脈にかかわる病態を見直す
〔麻酔管理〕
下大静脈・右房進展腫瘍の手術の経食道エコーによる麻酔管理
The role of transesophgeal echocardiography and anesthetic management of tumor thrombus in the inferior vena cava or right atrium during thrombectomy
小出 康弘
1
Yasuhiro KOIDE
1
1国立病院機構横浜医療センター麻酔科
pp.1224-1229
発行日 2011年9月20日
Published Date 2011/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103718
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【ポイント】
◆下大静脈・右房進展腫瘍の手術は各専門家によるチーム医療を必要とする領域であり,術中の経食道エコーによる画像情報を共有することが円滑なチームワークを可能にする.
◆腫瘍の形態や位置によって術中に外科手技や補助手段を変更する場合があるため,いくつかの選択肢を準備しておくことが肝要である.
◆経食道エコーによる術中モニタリングは肺動脈塞栓や大量出血などの危機管理が必要とされる場面で早期診断と迅速な対応を可能にする.
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