Japanese
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手術手技
直腸脱再発に対するDelorme手術の有用性
Usefulness of the Delorme operation in treatment for recurrent rectal prolapse
徳永 行彦
1
,
佐々木 宏和
1
,
斎藤 徹
1
Yukihiko TOKUNAGA
1
1大阪北逓信病院外科
キーワード:
直腸脱
,
再発
,
Delorme手術
Keyword:
直腸脱
,
再発
,
Delorme手術
pp.957-959
発行日 2011年7月20日
Published Date 2011/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103644
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要旨
2009年8月から2010年3月までに,われわれは3例の完全直腸脱の術後再発に対してDelorme手術を施行した.症例はいずれも女性で,67,83,84歳であった.前医での直腸脱に対する手術歴として,症例1では経腹的直腸固定術,結腸部分切除術,Tiersch手術,症例2では2回のGant-三輪法,症例3ではprocedure for prolaps and hemorrhoids(PPH)とGant-三輪法があった.いずれも直腸脱に対して手術を受けたが,再発をきたして当院を紹介された.直腸脱の術後再発に対してDelorme手術を施行した.術後経過は良好で,第4~6病日に退院し,術後5~12か月が経過したが,直腸脱の再発は認めていない.直腸脱の術後再発は術式の選択は難しいことがある.直腸脱の術後再発に対してDelorme手術を施行して有用であったので報告する.
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