Japanese
English
特集 栄養療法―最新の知見と新たな展開
〔周術期の栄養療法〕
糖尿病症例の周術期栄養管理
Perioperative nutritional management of surgical patients with diabetes mellitus
鍋谷 圭宏
1
,
櫻井 健一
2
,
坂本 昭雄
3
Yoshihiro NABEYA
1
1千葉県がんセンター消化器外科/NST
2千葉大学医学部附属病院糖尿病・代謝・内分泌内科/NST
3さんむ医療センター外科
pp.756-763
発行日 2011年6月20日
Published Date 2011/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103585
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【ポイント】
◆糖尿病(DM)合併症例では,術前にDMの病態把握と制御に加えて適切な栄養管理も必要であり,術前管理が極めて重要である.
◆周術期の目標血糖値はおおむね150~200mg/dlの範囲で,血糖変動幅を小さくするようインスリンで管理し,術後は経口摂取を早く開始するよう心掛ける.
◆エネルギー投与と血糖コントロールの優先度を周術期の各時点で評価して,個別化した栄養管理を行う必要がある.
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