Expertに学ぶ画像診断・2
超音波検査
丸上 永晃
1
,
平井 都始子
1
,
山下 奈美子
1
,
吉田 美鈴
1
,
森本 由紀子
1
,
大石 元
1
Nagaaki MARUGAMI
1
1奈良県立医科大学中央内視鏡・超音波部
pp.207-216
発行日 2011年2月20日
Published Date 2011/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103425
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はじめに
超音波検査とは,超音波が対象物に当たり,その反響を映像化した検査法であり,日常で汎用されているBモードはその振幅の強弱を白黒表示したものである.体内の解剖学的な情報を簡便に,かつ詳細に把握できる.一方,超音波検査におけるカラー表示とは,このBモードで得られた解剖学的な白黒情報の上に,カラードプラ法やパワードプラ法に代表される体内の血液などの流れの情報や超音波造影剤の多寡,弾性能などをカラー表示で付加し,1つの画面で質的情報をも表示できる手法である.
本稿では様々なカラー表示法の特徴を解説し,臨床的な有用性について述べる.
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