増刊号 わかりやすいエコー法の臨床
エコー法の基礎
超音波解剖—腹部(尿路,後腹膜)
今井 幸子
1
,
平井 都始子
2
,
大石 元
2
1奈良県立五条病院・放射線科
2奈良県立医科大学・腫瘍放射線医学
pp.54-57
発行日 1991年10月30日
Published Date 1991/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901123
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●腎の基本走査
右腎は背臥位で肝をacoustic windowにして,左腎は側臥位で側腹部から長軸像,短軸像の描出を行う.右腎は消化管ガスのため下極が,左腎は脾臓により上極が十分に描出できないことがある.このような場合には腹臥位での走査を併用し,全腎の描出に努める.背筋群や腎周囲脂肪の発達が良好な人では不明瞭になることもある.
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