Japanese
English
臨床報告
肺癌術後遅発性乳糜胸の1例
A case of late-onset chylothorax after pulmonary lung cancer resection
齋藤 学
1
,
三浦 健太郎
1
,
代田 智樹
1
,
江口 隆
1
,
蔵井 誠
1
,
吉田 和夫
1
Gaku SAITOH
1
1信州大学医学部呼吸器外科
キーワード:
肺癌
,
遅発性
,
乳糜胸
Keyword:
肺癌
,
遅発性
,
乳糜胸
pp.1725-1728
発行日 2010年12月20日
Published Date 2010/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103367
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:症例は78歳,女性で,胸部X線検査で異常を指摘され,近医にて右肺癌と診断された.当科に紹介され,右上葉切除術およびND2a-2(node dissection)を施行した.術後経過は良好で,術後13日目に退院となったが,退院3週間後の外来受診時に,胸部X線検査上,著明な胸水貯留を認め,胸腔穿刺にて遅発性乳糜胸と診断した.全身状態が良好であったため,外来通院での食事指導および胸腔穿刺にて加療を行う方針とした.発見後,約2か月間で改善し,現在乳糜胸の再発なく経過中である.
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.