Japanese
English
臨床研究
成人鼠径ヘルニアに対するKugel法の治療成績
Kugel patch repair results in adult inguinal hernia
宮崎 恭介
1
Kyosuke MIYAZAKI
1
1医療法人社団みやざき外科・ヘルニアクリニック
キーワード:
Kugel法
,
tension-free修復術
,
日帰り手術
Keyword:
Kugel法
,
tension-free修復術
,
日帰り手術
pp.1565-1570
発行日 2010年11月20日
Published Date 2010/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103327
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要旨:はじめに:当院(独立型日帰り手術センター)での成人鼠径ヘルニアに対するKugel法の治療成績を報告する.対象と方法:2003年4月から2009年12月までに811例(両側10例,初発801病変,再発20病変)にKugel法を施行した.男性730例,女性81例で,平均年齢は55.2歳であった.結果:ヘルニア分類は,間接鼠径ヘルニア669病変,直接鼠径ヘルニア120病変,大腿ヘルニア1病変,複合ヘルニア31病変であった.手術時間43分,術後在院時間4.5時間,日帰り帰宅率100%であった.術後合併症は,漿液腫55例,血腫3例,手術部位感染1例であった.術後平均観察期間は47か月で,神経痛や再発はなかった.おわりに:当院でのKugel法による日帰り手術の成績は良好である.
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