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特集 [臓器別]消化器癌終末期の特徴とターミナルケア
大腸癌(特異性)の終末期の特徴とターミナルケア
Symptom management in metastatic colorectal cancer
野澤 慶次郎
1
,
渡邉 聡明
1
Keijiro NOZAWA
1
1帝京大学医学部附属病院外科
キーワード:
緩和治療
,
切除不能進行再発大腸癌
,
ターミナルケア
Keyword:
緩和治療
,
切除不能進行再発大腸癌
,
ターミナルケア
pp.1250-1253
発行日 2010年9月20日
Published Date 2010/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103180
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要旨:切除不能進行再発大腸癌患者の治療は主に緩和治療が中心となる.原病巣の部位や転移巣,再発病巣の部位によって症状が異なるため,それぞれにあった症状のマネージメントを行うことが大切である.症状が進行すると悪心・嘔吐や食思不振,便秘,腸閉塞,リンパ浮腫,癌性腹膜炎による腹水貯留など著しくquality of life(QOL)を低下させる症状が出現するため,それぞれに合った治療法を選択する.直腸癌,特に下部直腸癌術後の排便障害や人工肛門造設後においてはQOLの低下が問題となり得るため,専門看護師や他科の医師,他業種に早期の助言を受けることがマネージメントにおいて必要である.
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