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特集 [臓器別]消化器癌終末期の特徴とターミナルケア
食道癌の終末期の特徴とターミナルケア
Feature and treatment of terminal care in patients with esophageal cancer
宮崎 達也
1
,
宗田 真
1
,
田中 成岳
1
,
鈴木 茂正
1
,
猪瀬 崇徳
1
,
桑野 博行
1
Tatsuya MIYAZAKI
1
1群馬大学大学院医学系研究科病態総合外科学
キーワード:
食道癌緩和療法
,
輸液療法
,
ステント療法
Keyword:
食道癌緩和療法
,
輸液療法
,
ステント療法
pp.1238-1242
発行日 2010年9月20日
Published Date 2010/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103178
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要旨:高度進行食道癌の根治的治療は集学的治療によって改善はされているが,いまだ十分なものではない.治療効果や患者の全身状態から根治的治療の適応外となった症例に対しては緩和治療が中心的になされる.高度進行食道癌の臨床症状は,嚥下障害,栄養障害,誤嚥性肺炎,食道気管瘻,出血,遠隔転移による症状,電解質異常など多彩である.これらの食道癌の終末期の病態,症状を理解し,個々の患者の状態を適切に把握して治療を選択する必要がある.
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