今月の主題 認知症の動的神経病理
総論
動的神経病理としてのPET
石井 賢二
1
Kenji ISHII
1
1東京都老人総合研究所附属診療所
キーワード:
PET
,
糖代謝
,
ドパミン
Keyword:
PET
,
糖代謝
,
ドパミン
pp.1099-1105
発行日 2006年10月15日
Published Date 2006/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100727
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PETは,生きた脳の様々な機能を非侵襲的に観察することのできる検査法であり,全脳をカバーする断層撮影を経時的に行うことにより,疾患の発症・進展のプロセスを空間・時間軸上で表現することが可能となる.病理との対比を前提としたPETの位置づけ,脳代謝や神経伝達機能測定の意義,統計画像法や萎縮補正などのデータ解析法,最近話題になっているアミロイドイメージングを紹介し,PETと病理の相補的関係について述べる.〔臨床検査 50:1099-1105,2006〕
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