特集 できる!縫合・吻合
Ⅱ.組織別の縫合・吻合法
顔面,露出部における皮膚縫合の工夫
竹内 正樹
1
,
佐々木 健司
1
Masaki TAKEUCHI
1
1日本大学医学部形成外科学系形成外科学分野
pp.33-38
発行日 2009年10月22日
Published Date 2009/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102748
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はじめに
顔面を中心とした露出部での皮膚縫合の場合には,その後の瘢痕を目立たなくするといった整容的な配慮が重要になってくる.目立ちにくい瘢痕を得るためには(1)皮膚を愛護的に扱うこと,(2)創治癒を速やかに営ませる皮膚縫合を習得すること,(3)術後の後療法の重要性を認識することが必要である1).
本稿では,顔面における創の扱い方ならびに縫合法の基本手技,さらに抜糸後の後療法について述べる.
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