今月の臨床 帝王切開分娩のすべて―この1冊でわかるNew Normal Standard
術式の工夫
皮膚縫合の工夫
小川 令
1
1日本医科大学形成外科学教室
pp.1202-1206
発行日 2022年12月10日
Published Date 2022/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210836
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●手術部位感染(SSI)の原因として多いのは,脂肪層を大きく強く糸で締めすぎることにより,壊死組織が生じることである.
●ケロイド・肥厚性瘢痕は,真皮網状層の慢性炎症であり,真皮にかかる張力で悪化するため,真皮縫合よりも筋膜や皮下の縫合が大切である.
●ケロイド・肥厚性瘢痕を発症したら,直ちに副腎皮質ホルモンテープ剤を使用する.
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