特集 トラブルゼロを目指した泌尿器縫合術―今さら聞けない! 開放手術のテクニック
〈総論〉
縫合手技の基本と縫合跡を目立たせないための工夫
小川 令
1
1日本医科大学形成外科学教室
キーワード:
手術部位感染
,
SSI
,
肥厚性瘢痕
,
ケロイド
Keyword:
手術部位感染
,
SSI
,
肥厚性瘢痕
,
ケロイド
pp.432-437
発行日 2022年6月20日
Published Date 2022/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207591
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▶ポイント
・腹部は,内視鏡・開腹手術ともに横切開が縦切開に比べてトラブルが少ない.
・ケロイド・肥厚性瘢痕は,真皮の炎症の結果であり,創を真皮縫合で強く縫合するのではなく,皮下組織でしっかり寄せておく.
・術後は,最低3か月の創の安静・固定が大切であるが,ひとたびケロイド・肥厚性瘢痕を生じた場合は副腎皮質ステロイドテープ剤を開始する.
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