Japanese
English
臨床報告・1
著明な疼痛のためメッシュプラグ除去を要した鼠径ヘルニア術後の1例
A case of mesh-plug removal following inguinal hernia repair due to severe postoperative pain
矢島 和人
1,2
,
冨田 広
1
,
小海 秀央
2
,
佐藤 洋樹
1,2
,
佐藤 洋
1,2
Kazuhito YAJIMA
1,2
1新潟県立坂町病院外科
2新潟大学大学院消化器・一般外科
キーワード:
鼠径ヘルニア
,
メッシュ除去
,
メッシュ・プラグ法
,
体重減少
Keyword:
鼠径ヘルニア
,
メッシュ除去
,
メッシュ・プラグ法
,
体重減少
pp.1771-1775
発行日 2008年12月20日
Published Date 2008/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102416
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はじめに
Tension-free修復術は従来法に比べて手技が容易で再発率が低く,短期治療成績が良好なことから,現在成人鼠径ヘルニア手術の主流となっている1).しかしながら,晩期合併症である慢性疼痛やメッシュ感染などの報告例も散見されるようになってきた.今回われわれは,体重減少後に著明な疼痛によりメッシュプラグ除去を余儀なくされた鼠径ヘルニア術後8年を経過した症例を経験したので報告する.
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