Japanese
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臨床研究
亜全胃温存膵頭十二指腸切除後,器械吻合法による消化管再建の工夫―手縫い吻合法との比較検討を含めて
Comparison of clinical results in manual suturing and mechanical stapling for gastrojejunostomy and jejunojejunostomy after SSPPD.
林部 章
1
,
荻野 信夫
1
,
亀山 雅男
2
Akira HAYASHIBE
1
1大阪府済生会富田林病院外科
2ベルランド総合病院外科
キーワード:
亜全胃温存膵頭十二指腸切除術
,
器械吻合法
,
手縫い吻合法
Keyword:
亜全胃温存膵頭十二指腸切除術
,
器械吻合法
,
手縫い吻合法
pp.1141-1144
発行日 2009年8月20日
Published Date 2009/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102671
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はじめに
2006年4月の診療報酬改定による膵頭十二指腸切除術への自動縫合器・吻合器の使用認可に伴い,われわれは亜全胃温存膵頭十二指腸切除術(以下,SSPPD)後の残胃-空腸吻合および空腸-空腸吻合において,自動縫合器を用いた器械吻合法にて再建してきた.自動縫合器を用いた器械吻合法と手縫い吻合法の比較検討は,1980年代から多くの報告がなされてきたが1~10),膵頭十二指腸切除後の消化管吻合に関する報告は少ない.
今回,膵頭十二指腸切除後の消化管再建について器械吻合法と従来の手縫い吻合法との比較検討を行ったので,われわれの器械吻合手技の実際とともに報告する.
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