Japanese
English
臨床報告・1
恥骨軟骨肉腫術後8年目に小腸肉腫を認め切除した1例
Surgical treatment of the small-intestinal sarcoma eight years after resection of pubic bone chondrosarcoma
篠原 敏樹
1
,
濱田 朋倫
1
,
内藤 春彦
1
,
前田 好章
1
,
砂原 正男
1
,
鈴木 宏明
2
Toshiki SHINOHARA
1
1国立病院機構北海道がんセンター外科
2国立病院機構北海道がんセンター病理
キーワード:
小腸肉腫
,
転移性小腸腫瘍
Keyword:
小腸肉腫
,
転移性小腸腫瘍
pp.687-690
発行日 2009年5月20日
Published Date 2009/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102572
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はじめに
小腸腫瘍は原発性より転移性腫瘍のほうが多く,特に胃癌,大腸癌,卵巣癌をはじめとする腹腔内腫瘍の腹膜播種として臨床上しばしば経験する1).しかし,腹腔外臓器からの小腸転移の場合,診断時には全身転移を認め癌末期の状態であることが多いため積極的に手術加療する症例は少なく,また報告も稀である2).
今回,恥骨軟骨肉腫根治術の8年6か月後に孤立性の小腸腫瘍を認め手術加療を行った症例を経験したので報告する.
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