Japanese
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臨床報告・1
ラジオ波焼灼療法後の異所性再発肝細胞癌に対して腹腔鏡下肝部分切除術を施行した1例
Laparoscopic hepatectomy for hepatocellular carcinoma after percutaneous radio-frequency ablation:case report
橋本 和彦
1
,
佐々木 洋
1
,
松山 仁
1
,
森田 俊治
1
,
福島 幸男
1
,
西庄 勇
1
Kazuhiko HASHIMOTO
1
1八尾市立病院外科
キーワード:
肝細胞癌
,
RFA(ラジオ波焼灼療法)
,
腹腔鏡下肝切除術
Keyword:
肝細胞癌
,
RFA(ラジオ波焼灼療法)
,
腹腔鏡下肝切除術
pp.523-526
発行日 2009年4月20日
Published Date 2009/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102539
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はじめに
肝細胞癌(以下,HCC)の治療において,肝切除術は最も根治性の高い治療法であるが,多くのHCC症例は肝硬変などの高度肝機能障害を背景に持っていることが多く,そのために手術適応が制限されることがある.
近年,HCCに対する治療戦略は多様化し,ラジオ波焼灼療法(以下,RFA)はHCCに対する局所療法の1つとして急速に広まりつつあるが1~3),その局所制御能や遠隔成績については未だ不明である.今回われわれは,RFA治療後の異所性再発に対してRFA治療が困難であったため,腹腔鏡下肝切除術を施行した症例を経験したので報告する.
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