Japanese
English
臨床報告
関節リウマチに伴い脾破裂に至った脾原発性悪性リンパ腫の1例
A case of ruptured malignant splenic lymphoma following methotrexate treatment for rheumatoid arthritis
関川 小百合
1
,
原 隆志
1
Sayuri SEKIKAWA
1
1道東勤医協釧路協立病院外科
キーワード:
脾原発性悪性リンパ腫
,
脾破裂
,
関節リウマチ
Keyword:
脾原発性悪性リンパ腫
,
脾破裂
,
関節リウマチ
pp.387-390
発行日 2009年3月20日
Published Date 2009/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102512
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はじめに
脾原発性悪性リンパ腫は悪性リンパ腫のなかでも比較的稀であり,脾破裂に至る症例はさらに少ない.一方,関節リウマチ(rheumatoid arthritis:以下,RA)において悪性リンパ腫を伴う確率は一般人口の約2~7倍とされ1),その要因に治療薬の1つであるメトトレキサート(methotrexate:以下,MTX)が関与するという報告もある.
今回われわれは,RAに対するMTX投与中に脾原発性悪性リンパ腫を伴い脾破裂に至った1例を経験したので,文献的考察を加え報告する.
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