Japanese
English
臨床報告・1
敗血症とdissemination intravascular coagulation syndrome(DIC)を呈した非穿孔性急性虫垂炎の1例
A case of sepsis and DIC associated with nonperforating appendicitis
西尾 公利
1
,
山本 悟
1
,
竹内 賢
1
,
石原 和浩
1
,
高橋 治海
1
,
森川 あけみ
1
Kimitoshi NISHIO
1
1岐北厚生病院外科
キーワード:
非穿孔性虫垂炎
,
敗血症
,
DIC
Keyword:
非穿孔性虫垂炎
,
敗血症
,
DIC
pp.101-105
発行日 2009年1月20日
Published Date 2009/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102447
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はじめに
敗血症は重症の感染症が全身に影響を及ぼしている状態とされ,消化器外科領域においては汎発性腹膜炎や急性閉塞性化膿性胆管炎,急性胆囊炎などが原因となり得るが1),通常,われわれ外科医が目にする非穿孔性の急性虫垂炎ではきわめて稀である.
今回,われわれは敗血症と播種性血管内凝固症候群(dissemination intravascular coagulation syndrome:以下,DIC)を呈した非穿孔性急性虫垂炎の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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