Japanese
English
臨床報告
PET-CTで悪性病変が示唆され,肛門腺由来肛門管癌を強く疑い手術を施行した1例
A case of surgery for a malignant lesion suggested by PET-CT and strongly suspected to be anal cancer arising from the anal gland
池畑 美樹
1
,
加藤 健志
1
,
三宅 泰裕
1
,
飯島 正平
1
,
小島 治
2
,
吉川 宣輝
1
Miki IKEHATA
1
1箕面市立病院外科
2こじまクリニック
キーワード:
肛門腺由来
,
肛門管癌
,
PET-CT
Keyword:
肛門腺由来
,
肛門管癌
,
PET-CT
pp.869-872
発行日 2008年6月20日
Published Date 2008/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102176
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はじめに
肛門腺由来の肛門管癌は稀な癌である1).病変の主座を粘膜下に認め,しかも管外型発育をきたすために自覚症状が出にくく,確定診断にも難渋することが多い.確定診断には生検が必要だが,内視鏡的生検で診断を確定することは困難で組織が採取できるまで生検を繰り返すことが多く,内視鏡的に診断できないときは腰椎麻酔下で生検して診断を確定することも少なくない.
今回,われわれはPET-CTが術前診断に有用であった肛門腺由来の肛門管癌を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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