外科医局の午後・44
老いることの試練
岡崎 誠
1
1市立伊丹病院外科
pp.726
発行日 2008年5月20日
Published Date 2008/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102142
- 販売していません
- 文献概要
最近,ふと気がつくと50歳代半ばがすぐ近くである.ついこの前まで50歳を超えるのはまだまだ先と思っていたが,最早こんな年である.なるほど「光陰矢のごとし」である.
50歳を超えてから体の色々な変調に気がつくようになった.急に腰痛を起こしたり,血圧が高くなって降圧剤を飲みだしたり,健診で引っかかって検査入院をしたりした.また,夜は妙に早く寝て,そのおかげで朝は早く目が覚めたりする.休日でも昼間近くまで寝ているといったことはなくなった.と言うか,昼まで寝ることができないのである.また,もの忘れが時々起こり,特に人の名前などは最初からあまり覚えようとしなくなった.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.