カラーグラフ 外科手術における新しいテクニック―new art in surgery・13
末梢血単核球細胞移植と動脈再建のハイブリッド治療
石田 厚
1
,
宮崎 勝
1
Atsushi ISHIDA
1
1千葉大学大学院医学研究院臓器制御外科学
pp.585-593
発行日 2008年5月20日
Published Date 2008/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102116
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はじめに
動脈再建(distal bypass)は,すでに確立した手術手技と言ってよいが,一方,末梢血単核球細胞移植は2002年に重症下肢虚血患者に対する血管再生治療の成績がわが国から世界ではじめて報告され(TACT試験)1),新しい概念に基づいた,新しい治療である.したがって,その双方を用いたハイブリッド治療は新しい治療法と思われる.
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