Japanese
English
臨床報告
腸管壁にチョコレート囊胞を形成し,リンパ節病変を伴った回腸子宮内膜症の1例
A case report of endometriosis forming a chocolate cyst in the bowel wall and accompanying regional lymph node metastasis
村田 祐二郎
1
,
佐藤 裕二
1
,
坂東 道哉
1
,
服部 正一
1
,
森 正樹
1
,
洲之内 広紀
1
Yujiro MURATA
1
1河北総合病院外科
キーワード:
回腸子宮内膜症
,
腸閉塞
,
チョコレート囊胞
,
リンパ節内病変
Keyword:
回腸子宮内膜症
,
腸閉塞
,
チョコレート囊胞
,
リンパ節内病変
pp.545-549
発行日 2008年4月20日
Published Date 2008/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102107
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
腸管子宮内膜症は漿膜から粘膜下層を病巣の主座とし,繰り返される出血や瘢痕化により腸管の癒着や狭窄を生じるとされるが1),今回われわれは,腸管漿膜が相互に癒着して生じた閉鎖腔に出血し,チョコレート囊胞を形成した稀な症例を経験した.また,傍腸管リンパ節にも子宮内膜病変を伴っており,さらに貴重な症例と考えられたため報告する.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.