特集 縫合・吻合法のバイブル
Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法
7.大腸
低位前方切除術の器械による結腸—直腸吻合
貞廣 荘太郎
1
,
徳永 信弘
1
,
向井 正哉
1
,
田島 知郎
1
,
幕内 博康
1
Sotaro SADAHIRO
1
1東海大学医学部外科
pp.270-273
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903393
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はじめに
現在低位前方切除術後の吻合に最も広く行われている環状吻合器を用いた端々吻合の手技について述べる.環状吻合器を用いた端々吻合は,直腸断端の処理方法によって断端を巾着縫合で閉鎖するcircular stapled anastomosis(CSA)と線状ステイプラーで閉鎖するdouble stapling anastomosis(DSA:cross stapling technique)の2種類に分類される.環状吻合器にはPremium Plus CEEA®(オートスーチャージャパン)あるいはILS(エチコンエンドサージェリー)が用いられるが,いずれも先端部のanvilがshoulder pieceから着脱可能である.
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