Japanese
English
臨床報告・1
右傍十二指腸ヘルニアの1例
A case of right paraduodenal hernia
谷口 和樹
1
,
大野 玲
1
,
吉田 謙
1
,
上田 吉宏
1
,
石丸 神矢
1
,
石田 孝雄
1
Kazuki TANIGUCHI
1
1中野総合病院外科
キーワード:
右傍十二指腸ヘルニア
,
内ヘルニア
,
急性腹症
Keyword:
右傍十二指腸ヘルニア
,
内ヘルニア
,
急性腹症
pp.1769-1771
発行日 2007年12月20日
Published Date 2007/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101986
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はじめに
内ヘルニアはイレウスをきたす稀な疾患であり,その頻度は全イレウスの0.2~0.9%とされている1,2).内ヘルニアのなかで傍十二指腸ヘルニアはほぼ半数を占めるといわれている3).本疾患はイレウス症状を呈することが多いとされているが診断に苦慮することも多く,急性腹症にて緊急手術となり術中に診断されることもある.
今回,われわれは右傍十二指腸ヘルニアを経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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