Japanese
English
臨床報告・1
鼠径ヘルニアに伴う続発性大網捻転症の1例
A case of secondary torsion of the greater omentum with external inguinal hernia
池添 清彦
1
,
小林 知恵
1
,
川口 晃
1
,
佐野 晴夫
1
,
長谷川 正人
1
Kiyohiko IKEZOE
1
1独立行政法人国立病院機構滋賀病院外科
キーワード:
大網捻転症
,
鼠径ヘルニア
,
腹部CT検査
Keyword:
大網捻転症
,
鼠径ヘルニア
,
腹部CT検査
pp.1765-1768
発行日 2007年12月20日
Published Date 2007/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101985
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はじめに
大網捻転症は比較的稀な疾患で,特異的な症状もなく術前診断が困難とされている1,2).しかし,昨今のCT検査の普及と画質の向上,また本疾患に対する認知度が高くなったことによって術前診断が可能となってきた.
今回,われわれは右鼠径ヘルニアに続発する大網捻転症を腹部CT検査で診断し開腹手術した症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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