特集 癌診療に役立つ最新データ2007-2008
Ⅳ.乳癌
乳癌の診断に関する最新のデータ
佐野 宗明
1
Muneaki SANO
1
1新潟ブレスト検診センター
pp.109-115
発行日 2007年10月22日
Published Date 2007/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101892
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要旨:わが国の乳癌は着実に早期化に向かっており,小腫瘤を対象とする診断の機会が多くなってきた.各種の電子機器を駆使する診断と同時に視触診も軽視できず,つぎのステップへの指針ともなる.本稿では乳癌の診断時に必要となる各因子について日本乳癌学会の全国乳癌登録から,その頻度と成績を概説した.最新のデータとして症例頻度は2004年の集計,成績は1992年の10年粗生存率を用いた.
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