Japanese
English
特集 Biopsyの再検討
体表に触知する腫瘤の生検
Biopsy of lump or palpable mass of the body surface
赤井 貞彦
1
,
佐野 宗明
1
Sadahiko AKAI
1
,
Muneaki SANO
1
1新潟県立ガンセンター新潟病院外科
pp.1377-1382
発行日 1977年11月20日
Published Date 1977/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206839
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はじめに
生検による組織学的検査はその疾患の診断と治療を左右する重要な情報を提供する.殊に悪性腫瘍の診断には決定的役割を果す.何故ならば良性悪性の最終判断は現在光顕レベルの組織学的所見にのみ依存しているからである.ところが生検はややもすれば簡単な小手術として軽く扱われ,つい初心者の手にまかせられてしまうことがある.外科医が日常遭遇する生検にも実は多くの問題点が未解決のままに残されている.その2,3をとりあげて検討したい.
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