外科医局の午後・33
夜のジョギング
岡崎 誠
1
1市立伊丹病院外科
pp.930
発行日 2007年7月20日
Published Date 2007/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101778
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- 文献概要
最近,妻や娘と一緒に夜のジョギングを始めた.実は3年近く前に急に腰痛(腰椎の疲労骨折)を患い,1か月間も病院を休んで自宅療養をしたことがあった.腰痛自体は1年ほどで気にならなくなったが,それまで好きであったゴルフにも行く気力がなくなった.気がつけばこの3年近くは病院と家の往復だけで,運動らしいことは一切しなくなっていた.病院への通勤以外の外出と言えば家族との外食ぐらいで,このままでは「メタボリックシンドローム」の温床となることは明白であった.
そこで,妻と娘がジョギングを始めたことがきっかけで仲間に入れてもらうことにした.病院から帰って夕食をとり,一時間ほど休憩したのちに近くのグラウンドまで歩き,最初はゆっくりと開始した.体力の衰えは予想通りと言うか予想以上であった.最初は妻や娘に追い抜かれると「なにくそ!」と思ったが,まずは自分のペースを見出すことから開始した.1周400mのグランドを1周走っては1周を歩き,これを5回ほど繰り返す.傍らをすごいスピードで走りぬけていく人たちもあれば,ゆっくり歩いている老人達もいる.
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