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特集 外来がん化学療法と外科
―日本のスタンダード―外科医にとって必要な大腸癌化学療法
Surgeons need to know chemotherapy for colorectal cancer
三嶋 秀行
1
Hideyuki MISHIMA
1
1国立病院機構大阪医療センター外科
キーワード:
ガイドライン
,
FOLFOX
,
FOLFIRI
,
術前化学療法
,
好中球の減少率
Keyword:
ガイドライン
,
FOLFOX
,
FOLFIRI
,
術前化学療法
,
好中球の減少率
pp.647-652
発行日 2007年5月20日
Published Date 2007/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101697
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要旨:オキサリプラチンが導入され,5FU,irinotecanとともに大腸癌に有効な3種類の薬剤が使用できるようになった.FOLFOX,FOLFIRIが切除不能転移再発大腸癌に対する標準化学療法である.国内での標準補助化学療法は5FU/LVであるが,UFT/LVも普及している.いずれも大半は外来化学療法として行われている.FOLFOXの肝転移に対する術前化学療法には,肝障害による合併症増加という問題が並存している.腫瘍内科医が不足している状況では,外科医は手術の達人であるだけでなく,急速に変化する化学療法も習得し,副作用のマネジメントに精通して安全に治療を行うスーパーマンでなければならない.
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