特集 高度進行消化器癌に対する手術
Ⅱ 下部消化管 3 膀胱・尿管合併切除を伴う大腸癌手術(化学療法後の根治手術)
池田 拓人
1
,
向井 尚一郎
2
,
髙森 大樹
2
,
市原 明子
1
,
賀本 敏行
2
,
七島 篤志
3
1宮崎大学外科学講座消化管・内分泌・小児外科学
2宮崎大学泌尿器科
3宮崎大学外科学講座肝胆膵外科学
キーワード:
他臓器浸潤大腸癌
,
術前化学療法
Keyword:
他臓器浸潤大腸癌
,
術前化学療法
pp.453-461
発行日 2019年3月31日
Published Date 2019/3/31
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001132
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大腸癌,とくにS状結腸癌や直腸癌は時に膀胱,尿管などの骨盤内臓器に浸潤し,一塊となった巨大腫瘍を形成する場合がある。これらの症例を根治的に治療するには骨盤内臓全摘術(total pelvic exenteration;TPE)などの高度侵襲手術が必要となるが,手術単独では完全切除が困難な症例も多い。当施設ではこれらの局所高度進行大腸癌に対して術前化学療法を導入し,腫瘍を縮小させたあとに泌尿器科と合同で,根治切除を行っている。
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