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特集 外来がん化学療法と外科
外来化学療法センターのシステム構築―東北大学病院化学療法センターの例
The organization of outpatient chemotherapy center system
加藤 俊介
1
,
吉岡 孝志
1
,
石岡 千加史
1
Shunsuke KATO
1
1東北大学加齢医学研究所癌化学療法研究分野
キーワード:
外来化学療法
,
運用マニュアル整備
,
リスクマネージメント
,
プロトコール審査・登録
Keyword:
外来化学療法
,
運用マニュアル整備
,
リスクマネージメント
,
プロトコール審査・登録
pp.603-611
発行日 2007年5月20日
Published Date 2007/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101678
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要旨:最近の化学療法および支持療法の発展,および社会情勢の変化により,多くの患者が外来で化学療法を受ける機会が多くなってきている.欧米ではすでに外来化学療法は一般に普及しているが,わが国における外来化学療法の歴史は浅く,安全かつ効率的な化学療法を行うためのシステム構築は重要である.東北大学病院では多職種からなるワーキンググループによって運用マニュアル(フローチャート)を作成し,その過程で浮き彫りにされた問題点の対処からシステムを構築していった.この作業から,厳正なプロトコール管理と運用,さらに起こり得る事態を想定したリスクマネージメント,さらにそれらを支える診療支援システムの構築が重要であると考えられた.
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