Japanese
English
臨床研究
原発性虫垂癌の11例
Eleven cases of primary appendiceal cancer
岡田 健一
1
,
貞廣荘太郎
1
,
石川 健二
1
,
鈴木 俊之
1
,
幕内 博康
1
Okada Kenichi
1
1東海大学医学部外科
キーワード:
原発性虫垂癌
,
腺癌
,
粘液囊胞腺癌
Keyword:
原発性虫垂癌
,
腺癌
,
粘液囊胞腺癌
pp.1671-1674
発行日 2003年12月20日
Published Date 2003/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101640
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はじめに
原発性虫垂癌は稀な疾患である.術前診断が困難であり,急性虫垂炎同様の症状を呈して虫垂切除術が行われ,術後切除標本の病理学的検索によりはじめて虫垂癌と判明することが多い1,9,10,12).また術前の診断が困難であり,そのほとんどが進行癌として見つかる予後不良な癌である1).今回,筆者らは手術を施行した原発性虫垂癌の11例を経験し,その臨床的特徴を検討したので若干の文献的考察を加えて報告する.
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