Japanese
English
臨床報告
急性虫垂炎を併発した若年性原発性虫垂癌の1例
A case of primary carcinoma of the appendix accompanied by acute appendicitis in a young adult
小玉 正太
1
,
城崎 洋
1
,
池原 康人
1
,
稲田 繁充
1
,
樋口 恒夫
1
1白十字病院外科
キーワード:
原発性虫垂癌
,
若年性
,
結腸型
Keyword:
原発性虫垂癌
,
若年性
,
結腸型
pp.371-374
発行日 1994年3月20日
Published Date 1994/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901511
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はじめに
原発性虫垂癌は比較的まれな疾患で,虫垂切除症例全体の0.01〜0.2%といわれている1,2).術前に確定診断を得ることは困難であり,大部分は虫垂炎、回盲部腫瘤、盲腸周囲膿瘍などの診断で開腹され,術後の病理組織学的検索により初めて確定診断が下されることが多い3,4).
今回われわれは,術前に診断しえなかった,きわめてまれな若年性原発性虫垂癌を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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