私の工夫―手術・処置・手順
陰囊巨大鼠径ヘルニア例やパンタロンあるいは再発鼠径ヘルニアに対する手術の注意点と工夫
岡崎 誠
1
Okazaki Makoto
1
1市立伊丹病院外科
pp.1646-1647
発行日 2003年12月20日
Published Date 2003/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101633
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近年,成人鼠径ヘルニアの手術はメッシュを使用したtension-freeの手術法が標準術式になっている.メッシュを使用するようになり,従来法よりさらに詳しい解剖の知識や手術の技術が要求される.また実際の手術では典型例ばかりでなく,再発例,陰囊が巨大に腫脹した巨大ヘルニアや腹腔内組織と癒着が強い例や,内・外鼠径ヘルニア合併例(パンタロンヘルニア)などに遭遇する.そのときの注意点や工夫点を検討した.
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