特集 栄養療法とformula
エディトーリアル―栄養療法の現状
畠山 勝義
1
Hatakeyama Katsuyoshi
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器・一般外科
pp.601-605
発行日 2003年5月20日
Published Date 2003/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101381
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はじめに
栄養療法には静脈栄養法(parenteral nutrition:PN)と経腸栄養法(enteral nutrition:EN)がある.前者の静脈栄養法は中心静脈を介して栄養輸液を行う完全静脈栄養法(total parenteral nutrition:TPN,または中心静脈栄養法intravenous hyperalimentation:IVH)と,末梢静脈を介して栄養輸液を行う末梢静脈栄養法(peripheral parenteral nutrition:PPN)とに分類される.一方,経腸栄養法は経腸栄養剤を経口的に投与する経口法と,チューブを介して投与する経管法(チューブ栄養法)とに分類される.TPN,PPN,ENなどに関しては項を別に詳しく解説されているので,ここでは栄養法の現状の総論的なことについて述べる.
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