特集 Q&A器械吻合・縫合のコツ
Q23 胸腔内での食道・胃吻合のコツは?
奈良 智之
1
,
小西 敏郎
1
Nara Satoshi
1
1NTT東日本関東病院外科
pp.353-355
発行日 2003年3月20日
Published Date 2003/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101271
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腹部操作
胃管の作成では,血流のよい胃管を作成しなければならない.胃大彎側の授動では,右胃大網動静脈と左胃大網動静脈のコネクションがあるかどうか確認する.コネクションがある場合にはなるべく左胃大網動静脈を長く温存し,その根部にて結紮・切離する(図1).小彎側では右胃動静脈を温存し,その末梢枝のところで胃小彎を切離して,亜全胃管の途中まで腹部操作にて作成しておく(図2).
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