Japanese
English
臨床報告・1
腹腔鏡下に切除した尿膜管遺残症の2例
Two cases of urachal remnant treated with laparoscopic resection
河野 文彰
1
,
松田 俊太郎
1
,
種子田 優司
1
,
市成 秀樹
1
,
峯 一彦
1
,
木佐貫 篤
2
Fumiaki KAWANO
1
1宮崎県立日南病院外科
2宮崎県立日南病院臨床検査科
キーワード:
尿膜管遺残
,
腹腔鏡下切除術
Keyword:
尿膜管遺残
,
腹腔鏡下切除術
pp.405-409
発行日 2007年3月20日
Published Date 2007/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101240
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はじめに
尿膜管遺残症は難治性臍炎や尿膜管囊胞のほか,稀ではあるが尿膜管癌をきたすこともあり,多くは手術適応とされている1).従来は下腹部正中切開による開腹術が施行され,術後疼痛や術創が大きいことが少なからず問題となっていた.しかし,近年の内視鏡下手術の普及に伴い1998年に大森ら2)が本疾患に対する内視鏡下手術の有用性を報告し,それ以降,本疾患に対する適応例の報告が散見されるようになってきた.
本稿では,当科で施行された腹腔鏡下によって切除した尿膜管遺残症の2例を報告する.
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