特集 小外科・外来処置マニュアル
Ⅸ.乳幼児の外来外科疾患
123.消化管異物
東間 未来
1
,
鎌形 正一郎
1
Miki TOMA
1
1東京都立清瀬小児病院外科
pp.366-367
発行日 2004年10月22日
Published Date 2004/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100899
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疾患の概念
消化管異物とは食物ではないものを飲み込み,それが消化管内に存在している状態で,小児医療の現場では頻繁に遭遇する.好発年齢は6か月から4歳前後1)で,多くは誤飲を主訴として来院するが,腸閉塞や消化管穿孔によって発見されることもある.
ほとんどの消化管異物は自然排泄されるが,異物が存在する部位や誤飲したものによっては早期の対応を必要とすることもあり,注意が必要である.
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