特集 小外科・外来処置マニュアル
Ⅷ.四肢・皮膚
106.指輪の除去
高田 譲二
1
,
辻 寧重
1
Joji TAKADA
1
1カレスアライアンス日鋼記念病院外科
pp.321
発行日 2004年10月22日
Published Date 2004/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100882
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疾患の概念
指輪をはめている指が指の損傷(骨折,裂傷,挫創,咬傷)により腫脹すると指輪が皮膚にくい込んだ状態となり,静脈系やリンパ系を圧迫することで腫脹がさらに増悪され,指輪が一層抜去できなくなる.放置しておくと動脈系まで圧迫され,最悪の場合には指の壊死にもなりかねない状態となるため,早期の抜去が必要となる.
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