特集 外来診療・小外科マニュアル
Ⅷ.四肢・皮膚
107.指輪の除去
岡崎 武臣
1
Takeomi OKAZAKI
1
1岡崎医院
pp.282-283
発行日 1997年10月30日
Published Date 1997/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902984
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疾患の概念
指輪をはめた指が,何らかの原因で腫脹を起こすと,指輪がくい込んだ形となり,静脈やリンパ系を圧迫し,その流れを滞らせる.これを放置しておくと腫脹をさらに増悪させ,動脈まで圧迫するような悪循環となる.いったんは入ったものだからとタカをくくって処置にあたると,その処置に思いがけず難渋することがある.指輪を外す方法はいろいろ工夫されているが,以下に述べる方法が最も簡単である.
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