特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅶ.四肢・皮膚
23.指輪の除去
宮城 良充
1
,
真栄城 優夫
2
1沖縄県立中部病院地域・救命救急診療部
2沖縄県立中部病院外科
pp.246-247
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901380
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指輪は,古代エジプト時代より宗教的,政治的な意味合いをもつ装飾品として愛用され,婚約指輪,結婚指輪をはめるようになったのは11世紀ごろからである.日本では古墳時代に大陸からもたらされたが,その後長く途絶し.指輪が出回るようになったのは江戸時代で,“ゆびわ”と呼ばれるようになったのは明治時代からである.この小さなリングが起こす思わぬ損傷は,ring constriction,ring avulsion injuryである.
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