特集 小外科・外来処置マニュアル
Ⅷ.四肢・皮膚
107.爪下外骨腫
中川 国利
1
Kunitoshi NAKAGAWA
1
1仙台赤十字病院外科
pp.322-323
発行日 2004年10月22日
Published Date 2004/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100883
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疾患の概念
爪の下に生じる骨腫瘍で,組織学的には良性の腫瘍である1,2).10歳から20歳代の若年者に好発し,女性に多い.手足の末節骨,特に第1趾末節骨背側に生じやすく,単発例が大多数である.発生部位が特異なため,爪の変形や歩行時の疼痛を主訴として来院することが多い.なお腫瘤の大きさと症状の強さとは必ずしも一致せず,足趾末端では小さな腫瘤でも強い圧痛を訴える例がある.
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