Japanese
English
特集 研修医のための外科基本手技とそのコツ
創傷処置
The management of traumatic wound
西尾 剛毅
1
Nishio Goki
1
1聖路加国際病院外科
キーワード:
開放創
,
治療の優先順位
,
消毒
,
麻酔
,
洗浄
,
デブリドマン
,
一次治癒
,
開放処置
,
遷延一次治癒
,
創傷発生の機序
Keyword:
開放創
,
治療の優先順位
,
消毒
,
麻酔
,
洗浄
,
デブリドマン
,
一次治癒
,
開放処置
,
遷延一次治癒
,
創傷発生の機序
pp.841-847
発行日 2004年7月20日
Published Date 2004/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100672
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要旨:開放性損傷は非常に多い疾患であり,治療は緊急のものである.医師は誰でもその治療と対処ができなければならない.対処は全身状態の把握と,眼に見えない深部損傷の検索から始まる.治療の優先順位に従い,緊急手術,入院治療,外来治療に振り分ける.そののち,外来で洗浄,消毒,麻酔,止血,デブリドマン,創傷の縫合閉鎖,開放処置,抗生物質,破傷風トキソイド投与,フォローアップの順に行われる.また,創傷には発生機序によって特徴があり,なかにはその創傷に応じた特殊な,または適切な処置を行わなければならないものもある.醜い創跡や後遺症を残さないように適切な対処が必要である.
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